2022年11月5日(土)15時より、東京経済大学の大倉記念学芸振興会は茨城大学理工学研究科(理学野)地球環境科学領域 教授(理学部長)で日本地質学会会長の岡田誠氏を迎え、学術講演会『日本の地名にちなんだ初の地質年代「チバニアン」の誕生』を開催する。
大倉記念学芸振興会は、東京経済大学のSDGs開発目標4「質の高い教育をみんなに」を担う組織として地域社会への教育的・文化的貢献を目的に活動しており、著名な学者による学術講演、有力芸術家や有望新人芸術家による芸術公演などを企画・開催している。
今回の学術講演会は「チバニアン」認定の立役者として知られる岡田誠氏が登壇。『日本の地名にちなんだ初の地質年代「チバニアン」の誕生』と題して、初めて地質年代名称として日本の地名が用いられるという快挙をもたらした房総半島の地層が持つ類いまれな特徴について、わかりやすく解説する。
約46億年間の地球の歴史は地層に残された痕跡をもとに116の地質年代に区分されており、それぞれの地質年代には始まりの痕跡が世界で最もよく残されている地層が基準の地層(GSSP)として選ばれ、その地層が見られる地域名にちなんだ名称がつけられている。「チバニアン期」は中期更新世(約77.4万年前〜12.9万年前)の地質年代を指し、2020年1月に国際地質科学連合によってGSSPに選ばれた千葉県市原市の地層をもとに名づけられた。
講演会は11月5日(土)15時開演。国分寺キャンパスの2号館B 301教室で開催する。定員は先着300名で、東京経済大学公式サイトから事前の申込みを受け付けている。
参考:【東京経済大学】11月5日(土)大倉記念学芸振興会・学術講演会「日本の地名に ちなんだ初の地質年代 「チバニアン」 の誕生」