東京経済大学はコロナ禍で経済的に困窮する学生を支援するため、第2学期の始まる2022年9月21日(水)から当面の間、東京経済大学生活協同組合(以下、生協)が運営する大学食堂の全メニューと弁当を30%引きの価格で利用できるようにする。なお、この取組に付随する元の価格の引き上げは行われない。

 長引くコロナ禍や世界経済の変動による生活困窮が問題となるなか、生活用品や食材、外食産業等などの価格高騰が学生を襲い、生命活動に欠かせない「食」に関しても費用を削減し生活を切り詰める傾向にある。そこで東京経済大学では大学食堂と大学食堂が販売する弁当の値引きという直接的な経済的支援を行い、学生たちが健全な学生生活を送れるようサポートを行う。

 30%引きの価格が適用されるのは大学食堂のすべての利用者。生協が提供する全メニューおよび大学食堂が販売を行う弁当全品が対象となる(購買部の生協調理以外のお弁当は対象外)。期間は9月21日(水)から当面の間とし、9月13日(火)から9月20日(火)まではテスト運用期間とする。

 東京経済大学はこのほか、父母の会協力のもと2013年度から「100円朝食」を実施している。今回の値引き期間もこの「100円朝食」を継続し、学生たちの一日の生活リズムを整えて健康を支えていく。

参考:【東京経済大学】コロナ禍で続く学生の経済的困窮を打開 【全国初】大学補助により大学食堂の全メニュー30%値引き

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