中京大学と名古屋市立大学は地域社会への貢献を目的に包括連携協定を結んだ。教育、研究、社会貢献の各方面で連携し、人材育成に努めるとともに、当面は名古屋市立大学の医学と中京大学のスポーツ科学の知見を活用して東海地域の発展に寄与する。
中京大学によると、協定の締結式は名古屋市昭和区の中京大学名古屋キャンパスで開かれた。安村仁志中京大学学長、郡健二郎名古屋市立大学学長ら両校関係者ら27人が出席。両学長が協定書を交わして協力関係の発展を約束し合った。
郡学長は「大学は少子化で生き残りレースに入っているが、協定締結した限りは互いに幸せになりたい」とあいさつ。安村学長は「1つの大学でできないことも2つの大学が共同すれば可能になる。夢のあることをどんどんやっていきたい」と応えた。
このあと、協定記念のシンポジウムが清明ホールで開かれ、フィギアスケーターで中京大学大学院体育学研究科修士課程修了の小塚崇彦さんが講演。続いて、高橋繁浩中京大学スポーツ科学部長をコーディネーターに、和田郁雄名古屋市立大学大学院医学研究科教授、奥津光晴名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科講師、清水卓也中京大学大学院体育学研究科教授がパネリストを務め、「運動していますか? 健康なからだづくり」と題して意見交換した。