日本学生支援機構は2019年度学部学位取得型海外留学支援制度の募集要項をまとめた。日本の高校などを卒業後、海外の大学で学位取得を目指す日本人が対象で、26日から事前登録を始め、2019年3月に採用者を決める。

 日本学生支援機構によると、応募対象者は2018年度に国内の高校や専修学校高等部を卒業するか、高等専門学校3年次を修了し、海外の大学で芸術の実技分野を除く学士号を取得できる課程に直接進学する日本人。英語能力がTOEFL iBT80点、IELTS6.0以上、もしくは他の言語能力がヨーロッパ言語共通参照枠B2レベル以上の条件が付き、出身高校などから推薦状を得る必要がある。

 支援期間は原則として4年。奨学金として月5万9,000~11万8,000円と、年250万円を上限とする授業料の実費分が支給される。全体の支給上限は年最大400万円。支援予定人数は未定だが、2018年度は45人を採用している。

 応募には事前登録が必要で、26日から11月12日正午までに日本学生支援機構のホームページ上で行う。応募書類に基づき、書面審査を実施したうえで、書面審査の合格者に対し2019年1~2月に東京都内で面接審査がある。合否はオンラインシステムを通じ、応募者に通知される。

参考:【日本学生支援機構】2019年度海外留学支援制度(学部学位取得型)

大学ジャーナルオンライン編集部

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