東京大学は東京都が進めるスタートアップ企業支援施策の「グローバル・イノベーション・ウイズ・スタートアップ」に協賛し、東京都、東京大学協創プラットフォーム開発と連携協定を結んだ。東京都が国際的なスタートアップ企業の創出拠点になるよう事業展開する。
東京大学によると、連携事項は社会の変革をもたらしうる研究シーズの掘り起こしと事業化に向けた支援、学生や社会人の挑戦を引き出すアントレプレナーシップ(起業家精神)教育の推進、東京都が設置するスタートアップ企業支援拠点の活用など。
東京都が展開するスタートアップ企業支援プログラムに東京大学、東京大学協創プラットフォーム開発が協力するとともに、全国の大学や企業とも連携して支援の輪を広げる。
東京大学はアントレプレナーシップ教育に力を入れるなどして、2022年までに500以上のスタートアップ企業を創出してきた。2023年度には起業支援数を従来の10倍増とする計画を明らかにしており、東京大学以外の国内の大学や海外の大学発のスタートアップ企業支援にも手を広げている。
東京都のグローバル・イノベーション・ウイズ・スタートアップは2022年に始動したスタートアップ企業支援戦略で、イノベーション拠点を新設して都市課題解決などを図るスタートアップ企業の支援に本腰を入れる。
参考:【東京大学】東京大学は東京都及び東大 IPC とイノベーションプラットフォーム形成に向けた連携協定を締結しました(PDF)