毎年、11月1日から7日までの1週間は、「教育・文化週間」です。期間中は、文部科学省や教育委員会が中心となり、全国各地で、体験活動、公開講座、美術館・博物館の無料開放のほか、文化庁芸術祭や国民文化祭など芸術文化に関する行事が実施されます。
京都大学では、その「教育・文化週間」の一環として、2015年10月10日~11月7日まで、全国各地にある京都大学の教育研究施設で様々なイベントを行う「京大ウィークス2015」を開催しています。
「京大ウィークス2015」の会場となるのは、北海道の研究林や鹿児島県桜島の火山観測所など、全国各地にある京都大学の26の研究施設です。各施設では、一般の人に、教育研究活動の拠点として重要な役割を果たしている施設への理解と関心を深めてもらうおうと、施設見学会や講演会、体験実験、自然観察会などを開催します。
今後予定されている主なイベントとして、2015年11月7日に滋賀県大津市の生態学研究センターでは、生き物の暮らし方や生態系など、教科書に載っていない面白い話題をわかりやすく紹介する講座「学校で習わない生き物の不思議」を開催。小学生以上が対象で、参加費は無料ですが、11月5日までに電話での申込みが必要です。同じく、2015年11月7日に、国内有数の台風銀座として知られる和歌山県潮岬の防災研究所・潮岬風力実験所では、気温、湿度、雨などの地上気象観測や風船に取り付けたラジオゾンデによる上空の大気状態の観測を実体験する「気象観測の実体験」を開催。参加費は無料で、申込みも不要です。
このほか、熊本県南阿蘇村にある理学研究科火山研究センター館内の一般見学会や宮崎県野生動物研究センター幸島観察所の幸島に生息するニホンザルの行動や生態を観察する講座などが予定されています。