大阪産業大学は、2025年4月、現在の工学部・デザイン工学部を再編し、新たに「情報デザイン学部」「建築・環境デザイン学部」「システム工学部」の理系3学部の開設を目指している。
「情報デザイン学部」では、人と人を結び情報デザインで、人にやさしい社会を実現できる人材を育成する。プログラムの特徴のひとつが、問題発見能力と技術課題化能力を培う実践ベース学習(PBL)科目。プログラミング、アプリケーション制作、ネットワーク構築、データサイエンス、ウェブ、情報メディア制作、デジタルコンテンツ等の実社会で使われている情報デザイン構築スキルを身につけるため、1年次から実践主体の演習を設定し、より多くの経験から学びを深める。このほか、ゲーム制作会社やシステム開発会社、老人介護施設など、様々な現場を通して、社会ニーズに応える情報システムや情報メディアの提案手法・課題解決手法を学ぶフィールドプラクティスや、社会人として仕事をするために必要なスキルを磨き、就職活動に向けて準備するため、1年次からカリキュラムの中にキャリアプログラムも導入する。
「建築・環境デザイン学部」では、もの・建築・環境・空間・自然・都市、デザインにまつわるほとんどの領域を学ぶことができ、充実した少人数制教育によって実務に長けた「デザイナー」を育成する。2年次から6つのコース「ものデザインコース」「建築デザインコース」「環境デザインコース」「空間デザインコース」「自然デザインコース」「都市デザインコース」に分かれるが、1年間各コースの学びに触れた後にコースを選択することができ、目指す分野で活躍できるスキルを効率よく獲得できる。
「システム工学部」では、未来を切り拓く新しい「しくみ」を創造できるエンジニアを育成する。1年次から7つのコース「機械システムコース」「機械デザインコース」「自動車工学コース」「鉄道工学コース」「交通システムコース」「電気電子工学コース」「情報電子工学コース」に分かれる。プログラミングやAI、制御などの情報技術である「システム工学」を学び、ソフトウェアとハードウェアを融合する力を身につけることができる。また、工学系に特化した読解力と文章表現力を養うことで、技術者としてのコミュニケーションスキルや論理的思考力を身につけることができる。
仮称・設置構想中のため、内容は予定であり変更する場合がある。