河合塾と教育サービスのKEIアドバンス、手帳のNOLTYプランナーズ、スポーツ教育のSPLYZAは、部活動を通じて高校生のキャリアデザインを支援する新事業「部活動キャリア教育プログラム(仮称)」をスタートさせる。
河合塾によると、新事業は河合塾が提供する模試の「学びみらいPASS2」を採用した高校の1、2年生が対象。運動系の部活動単位で参加でき、プログラム開始時にアセスメントテストで自分の強み、弱みをあらかじめ把握したうえで、延ばしたい能力を確認する。
個人やチームの目標に向けた課題を「仮説」として立て、それを練習で実行して結果を検証する。さらに、年に数回のフォロー講義で日々の活動を振り返り、得た経験や思いを言語化したうえで、実際に試合に臨んで達成できたこととできなかったことを確認する。この行動を1年間繰り返したあと、再びアセスメントテストで能力の伸びを確認する。
サービス開始は7月ごろの予定。参加料は学びみらいPASSなどのコンテンツ代を別にして 1人当たり年3,000~3,500円を見込んでいる。
近年の変化が激しい社会では、個人が持つ知識や技能だけで解決できない課題が多く、仲間と協働して課題を解決する能力が求められている。河合塾はこれを伸ばす場として部活動に着目し、部活動で培われた能力を最大化して可視化することにより、早い時期からのキャリア形成への意識を高める。
将来は大学が自分を取り巻く環境に実践的に対処する能力が高い人材を確保するため、このプログラムを活用できる施策を提案する方針。