テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)の本校、テンプル大学(米国ペンシルベニア州フィラデルフィア)のロースクールと大学院教育学研究学科は、このほどUSニューズ&ワールド・レポート2024年版「大学院ランキング」において高い評価を得た。分野別では、ロースクールの法廷弁論部門で全米第1位を獲得した。

 テンプル大学は1884年に創立された。世界大学ランキングでも高位に位置するペンシルベニア州立の総合大学であり、米国高等教育機関の研究成果を評価指標とするカーネギー分類では最上級の「R1(最高度の研究活動)」という評価を得ている。

 また、テンプル大学ロースクールは米国法曹協会の認定を受け、1895年の創設以来、国際法曹教育のパイオニアとして、アクセシビリティと多様性を重視し、法律家としての責任と地域社会への貢献に重点を置いた教育を提供。部門別ランキングでは特に法廷弁論、国際法で例年高い評価を受けている。

 USニューズ&ワールド・レポートによると、テンプル大学は教育大学院ランキング48位、ロースクールランキング54位、ロースクール/法廷弁論ランキング1位、ロースクール/国際法ランキング16位だった。また、2023年9月に発表された同誌のランキングでは、総合大学ランキング89位、公立大学ランキング、費用対効果の高い(得られる教育の質に対して学費が割安な)大学ランキング70位、退役軍人の教育支援を行う大学ランキング58位となっている。

 外国大学の日本校として日本で最大規模かつ最長の歴史を誇るTUJは、通年で本校ロースクールのプログラムを提供しており、2024年でプログラムの開設30周年を迎えた。学生は日本にいながら法学修士号(LLM)や修了証書を取得できる。すべてのコースは英語で行われ、LLM課程在籍の学生は、毎年春に来日する米国テンプル大学や全米のロースクールの法学博士(JD)課程の学生と共に学ぶ。修了生の多くが米国の司法試験に合格し、弁護士資格を取得している。

 また、TUJ大学院教育研究科は、1982年にTESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages=第2言語あるいは外国語としての英語の教授法)修士課程を、さらに英語学習者の教育ニーズの研究推進を目的として、1988年には博士課程を開講。過去40年間に授与された学位数は、修士号約1,700、博士号200以上を数え、日本のみならず世界の教育界の発展に貢献している。TUJの修士課程および博士課程を修了した学生は、日本の名だたる大学や高等学校で教職に就いている。

参考:【テンプル大学】テンプル大学のロースクールと大学院教育学研究科が、US ニューズ &ワールド・レポートで高評価、法廷弁論部門では全米1位を獲得

テンプル大学ジャパンキャンパス

日本で最も歴史の長い外国大学日本校

テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、1982年東京に開校。日本の外国大学のなかで最も古く、最大規模の学生数およびプログラム数を有する。 日本で入学、卒業ができる唯一のアメリカの州立総合大学および研究機関であり、TUJ学生は米国本校から直接、単位・[…]

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