日本女子大学は2025年度、地方出身者に入学金や4年間の学費などを給付する新奨学金「桜楓樹給付奨学金」をスタートさせる。対象は総合型選抜で合格した学生で、地方からの入学生増加につなげたい考え。

 日本女子大学によると、新奨学金の給付期間は4年間。書類と面接で若干名を採用する。出願資格は
・日本女子大学を第1希望とし、入学を確約できる
・1都3県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)以外の国内高校出身者で、入学後は自宅外通学となる
・生計維持者が1都3県以外に在住している
・生計維持者の年収額が給与所得で税込700万円未満、給与所得以外だと所得証明書等における所得金額350万円未満
-などで、総合型選抜出願の際に自身が取り組んできた成果を客観的に証明できる書類や奨学金申請書などを添えて申し込む。

 総合型選抜2次選考の合格発表と同じ11月1日に新奨学金1次選考の通過者へオンライン面接の案内があり、11月9日に面接を実施、11月12日に採用結果が発表される予定。

 入学後は学修の取り組み状況に関するレポートや学生生活の報告書、成績証明書を定期的に提出することが義務づけられる。

参考:【日本女子大学】日本女子大学が地方入学者へ4年間の学費等を給付する給付型奨学金「桜楓樹給付奨学金」を開始 2025年度より総合型選抜受験者を対象に選考(PDF)

日本女子大学

文理融合の多様な教育を推進、女子総合大学としての基盤を強化

創立120周年を迎えた2021年、目白キャンバスに全学部を統合。2023年に国際文化学部、2024に建築デザイン学部を設置、2025年に食科学部を開談予定(仮称、届出中)。「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」を理念として、高い専門的能力を有し、呼代の変化や多様[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。