香川大学は高度専門職としての専門性を高める教員を支援し、教員研修の高度化を図る教員のキャリアプランニング支援システムを開発した。文部科学省の委託を受け、香川県教育センター、クラウドツール開発のKAKEAI(カケアイ)の協力を得て開発したもので、7月から香川県内の公立小中高校、特別支援学校で導入が始まった。

 香川大学によると、支援システムは教員が自身の資質や能力を評価して強みと弱みを把握し、校長との対話を通じて、自ら求める教員像の具現化を助ける。2024年度から稼働する全国教員研修プラットフォームとワンストップで運用でき、全国で展開されている研修を選ぶこともできる。

 その結果、教員は最適の研修を選択して自らのキャリアプランニングができるほか、教員が本音を伝え、校長が教員の思いを引き出すコミュニケーション支援機能を持つことから、教員と校長の対話が進むことによって学校内に対話しやすい環境が生まれ、学校の組織力が一段と高まると期待されている。

参考:【香川大学】香川県教育委員会、(株)KAKEAIとの3者による「教師のキャリアプランニング支援システム」開発・導入発表会を開催しました

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独自の三位一体型教育(DRI教育)で、創造的・人間性豊かな専門職業人・研究者へ

香川大学は、「世界水準の教育研究活動により、創造的で人間性豊かな専門職業人・研究者を養成し、地域社会をリードするとともに共生社会の実現に貢献する」ことを理念とし、6学部において約5,600名の学生を教育しています。全学部学生に共通の教育の柱として、独自の三位一[…]

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