東北大学は英語評価テストや英語学習支援ツールを提供する米国の非営利法人ETSと2019年に締結した連携覚書の継続を決め、あらためて覚書を再締結した。東北大学はETSが提供する英語評価テスト「TOEFL®」を学士課程で中心に据えているが、学生が世界で活躍するために英語力向上に引き続き活用する。

 東北大学によると、東北大学は2019年、日本の大学として初めての英語教育と研究に関する覚書をETSと結び、TOEFL®コンテンツを学士課程1、2年生の英語教育に活用するなどしてきた。

 幅広い教養に裏打ちされた論理的思考力や問題解決能力を発揮して日本人がグローバルに活躍するには英語力が欠かせない。東北大学が日本で唯一の国際卓越研究大学の認定候補となり、海外で活躍できる研究者や学生をこれまで以上に育てることになることもあり、連携覚書の継続を決めた。

 連携覚書では、
・大学での英語教育の質的向上
・入学後の学習進捗モニタリングなど評価手段の利活用
・カリキュラムや教育プログラムの改善を目指した共同研究
・共同学術活動や研究成果の外部発信
・共同セミナーやワークショップを通じた教員の英語力向上
-などを実施するとしている。

参考:【東北大学】東北大学と米国ETSが英語教育に関する連携覚書を継続締結

東北大学

イノベーションの源泉となる優れた研究成果を創出し、次世代を担う有為な人材を育成

東北大学は、開学以来の「研究第一主義」の伝統、「門戸開放」の理念及び「実学尊重」の精神を基に、豊かな教養と人間性を持ち、人間・社会や自然の事象に対して「科学する心」を持って知的探究を行うような行動力のある人材、国際的視野に立ち多様な分野で専門性を発揮して指導的[…]

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