青山商事株式会社は、神戸大学との産学共同研究により肩への着圧が5分の1になることを実現したスーツ「肩くるしくないスーツ」を開発。2024年10月10日(木)から全国の洋服の青山および公式オンラインストアにて販売を開始した。
青山商事は「見た目はキチっとしたスーツでありながらも楽に着用したい」という顧客からの要望に応え、長年「洋服の青山」で培ってきたメンズテーラードの技術にレディスウエアの発想を取り入れ、従来品よりも肩の可動域が広い着心地の良いスーツ「肩くるしくないスーツ」を完成させた。
ジャケットは肩の可動域の広がりと着用時の軽さ柔らかさを表現するために縫製を変更。アームホール全体を縫いつける伝統的な縫製から、レディスウエアの特徴でもある縫い付け箇所を少なくしながらも強度を持たせる縫製に変えた。表地は、この縫製によるメリットを引き出すため独自開発したポリエステル素材を採用している。
神戸大学で衣服圧を研究している井上真理教授が協力し「特別縫製仕様によるスーツ着用時の衣服内圧の比較検証」を行い、動きやすさを数値化したところ、肩への着圧が従来のスーツと比べて最大で5分の1になることを証明した。
「肩くるしくないスーツ」はイージーメンテナンスと着心地の楽さを追求しつつも、これまで培ってきた立体縫製の技術により、‟キチっと見え”するスーツとなっている。販売価格は税込32,890円。