今日の大学生はいかに大学に入り、学び、生活し、そして出ていくのか。2024年12月14日(土)、北海道大学の高等教育推進機構高等教育研究部では、急激に変化する社会における高等教育の改革:韓・英における『エンロールメントマネジメント』をテーマに、創基150周年記念事業「第3回高等教育研究セミナー」を対面形式で開催する。

 近年、韓国と英国の大学は、急激な社会変化により「生き残り」をかけたさまざまな取り組みに尽力している。そうした状況の中、両国で共通して重視されている点に「エンロールメント・マネジメント」があげられる。エンロールメント・マネジメントとは、大学側が、学生が大学に入ってくる入口(入試)から始め、大学にいる間(大学での学びや大学生活)、出口(卒業・中退)までのケアを行うという概念のこと。

 北海道大学 高等教育推進機構 高等教育研究部では、国内外の高等教育研究及び実践の共有を目的として高等教育研究セミナーを実施している。第3回は「急激に変化する社会における高等教育の改革:韓・英の事例から学ぶ」と題してエンロールメント・マネジメントに関する議論を深め、少子化による大学再編、学費問題、質保証、留学生や社会人を含めた学生獲得、国際化、大学院教育など両国の大学が抱える様々な課題に触れながら、今後の大学像について検討。共通する課題を抱える日本の大学に対する示唆を見出すことを目指す。

<第3回高等教育研究セミナー>
日時:12月14日(土)13時30分-17時05分
会場:北海道大学 学術交流会館 第1会議室(JR「札幌駅」下車、徒歩10分、「さっぽろ駅」下車、徒歩15分)
参加申込:2024年12月9日(月)までに申し込みフォームから申し込む

参考:【北海道大学】第3回 高等教育研究セミナー「急激に変化する社会における高等教育の改革:韓・英における『エンロールメントマネジメント』」に関するご案内

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。