大阪の特産品にこだわったハムやソーセージを生産する大阪市の食品メーカー・タケダハムの新商品開発に、追手門学院大学経営学部の学生が加わり、3品の新製品が誕生した。新商品は2025年1月16日にプロモーションイベントがあるほか、4月開幕の大阪・関西万博タケダハム企業ブースで販売される。
追手門学院大学によると、この取組みを行ったのは経営学部でマーケティング論を専門とする朴修賢教授ゼミの3年生17人。朴ゼミはこれまで熊本県の旅館と販路拡大に悩む食品会社を結び、名物になる土産を開発している。今回はその経験とマーケティングの理論を活かし、2024年6月からタケダハムの企業研究や生産工場の見学、羽曳野市の地域調査を実施。同社が抱える「新商品の開発に向けた新たなアイデアの創出」の課題に対し、創業以来大切にしている「大阪産(もん)」のDNAを引き継ぎつつ、新たな味わいを作ろうと取り組んだ。
新製品は、同大学がある大阪府茨木市特産の赤紫蘇を使った「追紫蘇(おいしそ)ソーセージ」、「とろける追紫蘇チーズソーセージ」、大阪羽曳野市特産のブドウを使ったワインを生かした「贅沢ハム赤ワイン漬け」。「タケダハム×追手門学院大学」と書かれたパッケージも学生たちがデザインした。
1月16日(木)には、松原市の商業施設「セブンパーク天美」で「あなたはまだ知らない大阪の美食-New taste of 羽曳野」と題したプロモーションイベントを行い、新商品のPRと合わせて地域特産品の魅力を発信する。松原市にキャンパスを置く阪南大学と連携し、地元企業や羽曳野市に賛同を呼び掛けて実現した。