2025年1月31日、福岡大学は世界的人気オンラインゲーム「フォートナイト」(Fortnite)のプラットフォームを活用し、メタバース空間にキャンパスを再現した。2024年に大学創立90周年を迎えたことを記念して父母後援会からの寄贈により実現したもので、フォートナイトで遊べる環境があれば、誰でも自由にメタバースキャンパスを楽しむことができる。
このメタバースキャンパスは、「みずほPayPayドーム福岡」約45個分という西日本最大級の規模を誇る福岡大学のキャンパスをリアルに再現しているのが特徴で、メタバース内でこの規模のキャンパス全体を再現するのは日本初。工学部建築学科の学生や教員の協力のもと、学内の主要な建物が綿密に再現され、世界的建築家、槇文彦氏によって設計された「60周年記念館(ヘリオスホール)」の中にも入ることができる。また、受験生が、受験号館の下見として活用することも歓迎している。
キャンパス空間は自由に散策できるだけでなく、キャンパスに散りばめられたコイン集めのゲームや、半導体について学べる大学ならではのゲームも用意している。半導体学習用ゲームコンテンツは、九州地域での半導体産業の盛り上がりを背景に「半導体ってよく聞くけど、何?」という疑問を解消することを目的に作成。理学部教授監修のもと、複雑な半導体の仕組みを直感的に理解できるよう、専門知識を革新的な表現で構築している。