早稲田大学は、2019年3月18日、文部科学省卓越大学院プログラム「パワー・エネルギー・プロフェッショナル(PEP)育成プログラム」のキックオフシンポジウム「エネルギー大変革時代を切り拓く博士人材」を開催した。
卓越大学院プログラムとは、文部科学省が実施している5年一貫の博士課程プログラム構築を目指す取り組み。国公私立大学を対象に、各大学が独自の強みを核としながら、海外トップ大学や民間企業などの外部機関と組織的な連携を図り、世界最高水準の教育力・研究力を結集して行う。早稲田大学は、2018年10月に私立大学で唯一、卓越大学院プログラムにおいて「PEP育成プログラム」が採択された。PEP育成プログラムは、国公私立13大学が連携し、電力・エネルギー分野で世界的イノベーションを起こすことができる“知のプロフェッショナル”を輩出することを目的に、世界トップレベルの教育研究プラットフォーム構築を目指していく。
キックオフシンポジウムには、電力・エネルギーに関わる産業界とアカデミアの最前線で活躍する有識者が集い、持続可能な社会の実現に向け、未来社会を担う世界水準の人材育成に向けて熱のこもった議論が交わされた。来場者からは、「これまでにない新しい大学院プログラムへの期待が高まる内容でした。米国社会のように就業前の若い博士人材の育成を大学に企業側が期待している雰囲気が日本でも高まっていると感じられました。(大学教員)」「これから卓越大学院に進学を考えているので、企業の方々から博士人材が必要になっているというリアルな声を伺う機会となってとてもよかった。講演前と印象が変わるほどのインパクトを受けました。(大学院生)」など、PEP育成プログラムへの期待の声が寄せられた。