2025年4月に開校したオンライン大学のZEN大学を運営する学校法人日本財団ドワンゴ学園は、人文社会領域へのAI(人工知能)活用制度「日本財団HUMAIプログラム」の第1期メンバー募集を始めた。人文社会領域を専門とする大学生・大学院生・ポストドクターだけでなく、分野横断の観点から人文社会領域に関心を持つ学生を学内外から募るもので、高校生や高等専門学校生も応募できる。

 日本財団ドワンゴ学園によると、日本財団HUMAIプログラムは人文社会領域に関心を持つ大学生や大学院生、ポストドクターらが専門分野を越えて交流する場。参加者は年間最大250万円相当の研究奨励金などを活用して研究を進めることが可能なほか、年2回の活動報告やオンライン上での定例会、AIや研究に関する意見交換会などに参加できる。

 プログラムは東京大学松尾・岩澤研究室の協力を受け、ZEN大学第二松尾研が運営する。応募条件は大学や大学院など教育・研究機関に所属している4月1日現在で30歳以下の人。6月6日(金)に締め切り、7月に最終審査がある。募集人員は年間最大28万円相当の奨励金Aが100人程度、年間最大100万円相当の奨励金Bが22人程度、年間最大250万円相当の奨励金Cが3人程度。

 プログラムの募集開始を記念したイベントが4月19日(土)、東京都品川区西五反田のゲンロンカフェであり、インターネット配信される。イベント名は「AIと人文知は共存できるか-HUMAIから生まれる次世代の研究者」。ZEN大学特別招致教授の松尾豊東京大学大学院工学研究科教授、哲学者の東浩紀ZEN大学教授らが登壇する。

参考:【ZEN大学】人文社会×AIで未来を拓く次世代研究者「日本財団HUMAIプログラム」第一期メンバー募集開始

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