全国の高校・高専の学生が競い合うICT分野の全国大会「パソコン甲子園2025」の開催に向けて、2025年5月7日より、モバイル部門とポスタービジュアルコンテストの募集が始まった。プログラミング部門は7月1日から応募を受け付ける。
パソコン甲子園は、コンピュータ理工学が専門の会津大学等によって主催・運営される高校生・高等専門学校生のためのICT分野の全国大会。情報化社会を支える人材の裾野を広げることを目的として2003年から行われている。
プログラミング部門、モバイル部門、ポスタービジュアルコンテストの3部門があり、2024年度は、プログラミング部門で42都道府県から506チーム1012名、モバイル部門で15都府県から40チーム107名、ポスタービジュアルコンテストで23都府県から83名が参加した。
参加資格は、2025年度において高等学校及び高等専門学校の3年生まで、並びにこれらと同等と認められる学校の者となっており、プログラミング部門、モバイル部門はチームでの参加、ポスタービジュアルコンテストは個人での参加となる。
プログラミング部門とモバイル部門のグランプリ(福島県知事賞)には奨学金30万円、ポスタービジュアルコンテストの金賞には賞金3万円の副賞がある。
また、プログラミング部門では、本選出場者または本選出場者と同等であるとパソコン甲子園実行委員会が認めた者という条件はあるが、参加特典として会津大学の学校推薦型選抜出願資格が得られることになっている。
なお、参加を通じて生徒自身がスキルアップできるよう、プログラミング部門とモバイル部門の応募にあたって「学習サイト」が用意されているのも特徴で、初心者でも基礎から学ぶことができるようになっている。
さらに2025年度からは、参加者全員に「paizaラーニング」という全300レッスン、2,300学習動画、4,800問の演習課題が利用できるオンラインプログラミング学習サービスが全て無料で使えるようになる「paizaラーニング学校フリーパス」の提供を開始する。
参考:パソコン甲子園2025