埼玉県越谷市と神奈川県茅ケ崎市にキャンパスを構える文教大学は、山梨県と、山梨県における企業の人材確保と産業の活性化を目的に就職支援に取り組むための協定を締結した。2019年9月17日、山梨県庁で協定締結式が行われ、長崎幸太郎知事と、文教大学の新井 立夫湘南校舎就職委員長が締結書を交わした。
この協定において、文教大学での山梨県の企業による合同企業説明会等や、山梨県内の企業情報や生活情報などの提供を通じてU・Iターン就職を促進していく。
文教大学が地方自治体と就職支援に関する協定を締結するのは、栃木県、山形県、長野県、福島県、秋田県についで、山梨県が6例目。2019年度、同大学の山梨県出身の学生は、越谷校舎と湘南校舎を併せて84名 が在籍している((5月1日現在)。
長崎幸太郎知事は締結式で「他県と同様に人口の流出に苦慮している。特に女性の流出が多い。働きやすさ、子育てや教育環境の充実、住みたいと思われる地域づくり等々、様々な要因を魅力あるものにしなくてはならない」と語り、就職協定の内容に限らず、この縁を通じて様々な知恵を借りたいと呼びかけた。
文教大学は、今回の連携協定により、地元での就職、および地方就職を考える学生と保護者を支援できる環境を整えていくとしている。