嘉悦大学では、2020年2月より井上行忠学長が就任した。「世の中の面白いを学問にする嘉悦大学」をコンセプトに数々の講義や体制を新設する。2020年4月からは、炎上経営論、eスポーツマーケティングの2つの新講義が登場する。
嘉悦大学は1903年(明治36年)日本初の女子商業学校、私立女子商業学校として誕生。女性初の公認会計士や多くの職業会計人(公認会計士、税理士)を輩出するなど、実学教育、会計教育を通じて、100年以上、女性の活躍を支援してきた。2001年より共学の4年制大学となり、2020年で20周年を迎える。
2020年4月より開講する「炎上経営論」は「ネットで炎上」をテーマにした講義である。企業理念、顧客との接遇、ビジネスモデルの改善など、本来あるべき経営の姿は何だったのか、その出来事の背景にある問題や社会構造について経営学の視点から学ぶ。同じく新設される「eスポーツマーケティング」は、近年急速に市場が拡大しているエンターテイメント分野のビジネスにフォーカスした講義である。日本のeスポーツ市場は世界に比べて規模が小さく、今後拡大すると予測されている。ユーザーがプレイするだけでなく、試合を観戦したり、動画を視聴する人が増えるなど、これまでになかった顧客の行動が見られる分野といえる。
井上行忠新学長は、今回の嘉悦大学における新たな取り組みについて「今の若い世代が持つ発想と行動力は、我々の世代とは異なる成長力、可能性を秘めています。その可能性を最大に活かす場を社会の多様な場面で創ることが嘉悦大学の教育です。これから社会が発展し、企業も人も育つために必要なものを、マネジメントを通して考えることが本学の使命と考え、この度のコンセプトを推進していく」とコメントしている。
参考:【嘉悦大学】炎上経営論、eスポーツマーケティングが講義に登場!さらに学生広報部も設立!新学長就任で変わる新生・嘉悦大学。「世の中の面白いを学問する、嘉悦大学」2020年4月1日よりスタート!(PDF)