宮崎大学産学・地域連携センター(宮崎県宮崎市)と近畿大学リエゾンセンター(大阪府東大阪市)が2016年9月13日に連携協定を締結、宮崎大学で調印式を行った。他大学と産学連携分野に特化した連携協定を締結するのは両大学ともに今回が初めて。国立大学と私立大学の垣根を越え、さまざまな取組みが活発に行われることが期待される。

 近年、産学連携によって地方創生に寄与する活動が注目されているが、大学の研究は専門性が高く、産業界から寄せられる相談や共同研究とのマッチングが難しい例も多い。宮崎大学と近畿大学は、産学連携分野に特化した連携協定を結ぶことで、企業ニーズや研究シーズに関する情報を共有し、お互いに共同研究や技術移転等のマッチングの機会を増やす考えだという。

 また、農林水畜産業が盛んな宮崎、ものづくりの町である東大阪にあって、お互いが相手側の地場産業と連携し、新たな分野での共同研究を開拓し、地方創生への貢献を目指す。

近畿大学

日本最大規模の総合大学で真の「実学」を極める。多彩な才能を開花

近畿大学は、医学部から文芸学部、さらには通信教育部などを開設し、すべての学部で「実学教育」を実践。多くの産学連携プロジェクトを推進し、分野を超えた専門知識や技能を組み合わせて、教員と学生が一体となり、現代の様々な課題を解決へ導く知識や技術を身につけています。2[…]

宮崎大学

世界を視野に豊かな人間力・実践力を養い、地域への医療貢献

宮崎大学は、「世界を視野に、地域から始めよう」のスローガンのもとに、人類の英知の結晶としての学術・文化に関する知的遺産の継承と発展、深奥なる学理の探究、地球環境の保全と学際的な生命科学の創造を目指し、変動する社会の多様な要請に応え得る人材育成を教育の理念として[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

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