2026年3月卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象とした「マイナビ2026年卒 大学生キャリア意向調査8月<就職活動・進路決定>」の結果が発表された。
調査は2025年8月25日から8月31日にかけて、マイナビ2026会員(退会者含む)を対象にインターネットで行った。有効回答数は1,389名(文系男子266名、文系女子571名、理系男子284名、理系女子268名)。
その結果、8月末の内々定保有率は87.6%で前年比2.2pt減。文系86.6%、理系89.1%。3月1日時点では20.3ポイントあった文理差が、8月末には2.5ポイントまで縮小した。
活動継続率は前月からは減少しているが、前年同月(20.0%)を1.8ポイント上回る21.8%。内々定を持ちながら活動を継続する学生は9.4%、未内々定者は12.4%だった。
活動継続者のうち大手志向の学生は26.5%で、3月1日調査時点から半減した。活動終了時期としては「9月末(28.3%)」が最多で、全体の約7割が「12月末まで」に終えたいと考えている。活動継続者の多くは、今後大手企業にこだわらず、4社程度の選考を受けて年内中に活動を終えたい考えのようだ。
就職活動を表す漢字一文字の1位は、文系男女が「苦」、理系男女が「楽」となり、文理による感じ方にギャップがある。活動の苦しさとしては「面接やインターンでの失敗が多く、苦しかった」「まだ内定をもらっていないことや、面接に対する難しさを感じていて苦しさや苦悩がたくさんあるから」などが挙げられ、「楽」を選んだ学生は「当初思っていたよりも簡単に内々定がとれて、企業の人と話すのも楽しかった」「楽しんでキャリア探しできたから」と回答している。