
学び始めるハードルは低い
医療関係の研究の仕事をずっとしてきました。その経験から,検査精度の向上や診断に役立つようなアイデアがあり,それを現実にしたいと考えるようになりました。現在は医療機器関連の企業で働いていて,そのアイデアを実現できる環境があります。具体的にどうしたらいいかと調べていくと,やはり開発には機械学習などのICTが必要であるということがわかりました。
KCGIは,他分野からの入学も広く受け入れていて,社会人に対してオンデマンドでの対応もしてくれるということで,学び始めるためのハードルが低いと感じました。勤め先からの理解も得られ,挑戦することにしました。
目的を持ってITを基本から学ぶ
人工知能専門分野を選びましたが,体系的なITの知識を基礎から修得するため,入学時の履修相談でアドバイスをいただいて,まずは基本から学ぶことにしました。入学当初は長期履修学生制度を利用し3年かけて修了する予定でしたが,思っていたよりも学習が順調に進んだため途中で短縮し,標準の2年間で修了しました。仕事と両立していたため,オンデマンドを中心に受講しました。理解が難しい部分も繰り返し視聴することができるため,メリットが大きいと感じています。
明確な目的を持って入学したということもあり,やりたい研究に必要なことを意欲的に学ぶことができました。元々情報系が専門ではなかったため,難しいと感じることもありましたが,AIに必須の数学の知識などもしっかり身についたと思います。
マスタープロジェクトの研究を今後の製品開発につなげたい
マスタープロジェクト(MP)では「ラマン分光スペクトルを用いた機械学習による異常ヘモグロビンの自動検出法の研究」に取り組みました。データセットを作るところから始めたので最初は少し大変でしたが,プロジェクトスポンサー(MP担当教員)に毎週指導を受けて定期的な報告をし,課題を相談できたので,スムーズに進めることができました。予定していたところまでは結果を出すことができたのでよかったと思います。今回のMPは現在の仕事に直接つながるものですので,まずは会社側にも報告し,これを製品開発につなげられるかを確かめたいです。将来的には製品化できればと考えています。
社会人で,大学院進学を考えている方には,すぐに仕事には直結しないかもしれないけれど,興味があるなら,臆せずに一歩を踏み出してほしいです。きっと何らかの気づきがあると思います。
※掲載している情報は2026年1月現在のものです
菱沼さん/2026年3月修了 。昭和医療技術専門学校,学位授与機構・学士
