日本で、TOEIC® Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会は、TOEIC® Listening & Readingテストを受験した2017年度の新入社員の平均スコアを公表した。
国際ビジネスコミュニケーション協会は、毎年、「L&R団体特別受験制度※」を実施している企業・団体における、新入社員のTOEIC® Listening & Readingテストのスコアを集計している。
2017年度にテストを実施した企業・団体数は770社で、受験した新入社員の人数は3万5540人。テストの平均スコアは485点で、2015年度494点、2016年度497点に比べ、約10点ほど低下した。
また、文系・理系別で平均スコアをみると、文系が529点、理系が459点だった。過去の文系の平均スコアと比べると、2015年度548点、2016年度547点で、20点ちかく低下。一方理系は、2015年度466点、2016年度471点で、10点ちかく低下していることがわかった。
TOEIC® Listening & Readingテストは、日常生活やグローバルビジネスでのコミュニケーションに必要な「英語で聞く・読む能力」を測定するテスト。10点から990点までのスコアで評価される。2016年度の日本における受験者数は250万人で、企業・団体においては昇進・昇格、採用の際などに参考にされている。学校においても入試や単位認定などで広く活用されている。
※L&R団体特別受験制度とは、企業・大学が、所属社員・学生を対象に行う受験制度
参考:【国際ビジネスコミュニケーション協会】2017年度 新入社員TOEIC® Listening & Reading最新データ(PDF)