常磐大学は、「若者の魚離れ解消」をテーマに、いばらきの地魚取扱店認証委員会と連携し、2020年9月から「いばらきの地魚プロジェクト」に取り組んでいる。

 人間科学部健康栄養学科飯村裕子ゼミナールは、「いばらきの地魚プロジェクト」の一環として、商品2種類を株式会社ヨークベニマルと共同開発。2021年6月19日から茨城県内ヨークベニマル41店舗(中郷店、大津店を除く)で発売を開始した。

 商品は、全国トップクラスの漁獲量を誇る日立鹿島沖水揚げサバを使用した「IBRAKI SABA CURRY」「IBRAKI SABA TOMOTO」(各321円税込)。レシピは飯村ゼミナールに所属する3、4年生7人が考案したもので、温めるだけの簡単調理で手軽に味わえるのが特徴。

 販売初日の6月19日(土)午前9時からヨークベニマル水戸元吉田店で販売開始イベントを実施し、小分け試食用として各100食を来場者に配布した。

 今回開発に携わった健康栄養学科4年の小貫美咲さん、庄司桃佳さんは「子供から大人まで食べられるような味付けに苦労しました。商品化されて大変うれしいです」と喜んだ。

 指導した飯村助教は「今回の商品開発はパッケージ、商品名、食べ方など最初から携われたのは、学生にとって大変良い機会だった。今後も新たな魚で展開できれば」と話し、ヨークベニマルの担当者は「大学との連携は初めての経験。味付けやパッケージなど学生ならでのアイディアで社内の評価も高かった」と手応えを語った。

参考:【常磐大学】いばらきの地魚を使用した共同開発商品発売

常磐大学

大学ジャーナルオンライン編集部

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