AI先生「atama+(アタマプラス)」で知られるatama plus株式会社は、シリーズBラウンドで約51億円の資金調達を実施した。今回の増資により、2017年4月の創業以降、金融機関からの融資を含む累積調達額は約82億円となった。

 atama plusは「基礎学力」習得にかかる時間を短くして「社会でいきる力」を養う時間を増やすことを目指し、AIで学習を個別最適化する、AI先生「atama+」を開発。AIがつまずきの根本原因を特定し、一人ひとりに合わせた「自分専用カリキュラム」を作成し、適切な内容を適切な順番で学習でき、効率的に学力アップを目指せる。

 AI先生「atama+」は、これまで駿台グループやZ会グループなど全国の塾・予備校で導入され、2017年7月の提供開始から4年で導入教室数は2500以上におよぶ。2020年には、国内の優れたe-ラーニングサービスを選出する日本eラーニングアワード(主催:一般社団法人e-Learning Initiative Japan、後援:文科省、経産省他)で最優秀賞である大賞を受賞した。

 コロナ禍においては、自宅でも使えるatama+ Web版を開発。生徒の学びの継続を支援してきたほか、2020年7月に受験後すぐに復習につなげられるオンライン模試の提供を開始、12月には立命館とともにatama+の学習データを活用した入試企画を検討する共同研究会を立ち上げた。

参考:【atama plus株式会社】atama plus、シリーズBラウンドで約51億円の資金調達 創業4年で累積調達額は約82億円に

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。