帝京大学は、授業の休校や時間割を知らせる「デジタルサイネージシステム(電子看板)」用に、※ソニーのデジタルペーパーを活用した表示端末143台を八王子キャンパス新校舎に導入し、2015年9月から稼動することを決定しました。
従来、大学では、授業の教室変更や休講案内、学会のイベント案内などは紙で掲示物を作成し、その都度張り替えてきました。しかし、教室数の増加などにより、この作業をなるべく手間をかけずに行いたいというニーズが出るようになり、デジタルペーパーを活用した表示端末の導入につながりました。
この表示端末の導入は、放送局から官公庁、大学、企業向けの事業を展開するソニービジネスソリューション株式会社が手がけます。今回、ソニーの表示端末が選ばれた理由は、ソニーのデジタルペーパーが世の中の書類の大半を占めるA4サイズである点、反射光を表示に利用しているため、紙のように広視野角を提供できる点、高コントラストで視認性に優れている点があげられます。さらに、バックライトを使用せず、表示変更時のみ電力を使う低消費電力であることや停電時に継続表示ができることも評価されました。※ソニーのデジタルペーパーはA4サイズで約358gの薄型軽量。付属のペンで紙のように滑らかに書くこともできます。これまで紙にプリントアウトしていた、教材、論文、資料などをそのままデジタルペーパーに転送できるほか、Wi-Fi機能を搭載しているため、ネットワークを介してファイルを共有することもできます。
出典:【ソニービジネスソリューション株式会社】帝京大学八王子キャンパス新校舎(SORATIO SQUARE)の教室掲示板用端末143台を納入決定