畿央大学の人間環境デザイン学科2・3回生対象科目「プロジェクトゼミ」では、靴下生産量日本一を誇る広陵町靴下組合主催の「靴下デザインコンテスト」に参画。2021年11月11日(木)の「靴下の日」に合わせ、学生が制作した靴下デザインコンテストの動画を大学公式YouTubeチャンネルで公開した。
「プロジェクトゼミ」は、2回生・3回生合同の学年をこえたグループを組み、フィールドワークや学生相互の話し合いを通して、具体的な課題を見つけ出し解決策を考える力を身につける事を授業の到達目標としている。今回、村田 浩子教授の2・3回生17名のゼミ生に加え、4回生8名も制作に参加し、3学年が協働して活動を進めた。
今年で7回目になる靴下デザインコンテストの取り組みだが、2020年はコロナ禍のため活動ができなかった。例年は靴下デザインコンテストでの受賞作品をかぐや姫まつり内のファッションショーにて、学生が企画・出演・運営することで披露していたが、今年はかぐや姫まつりの中止に伴い、動画配信することにした。
学生たちは、コンテスト動画を多くの人にアピールできるように工夫を重ねた。動画の内容においては、4グループに分かれてアイディアを出し合い、靴下を使ったショートストーリーを考え撮影したグループや、靴下と服装のコーディネートを考えたグループなど、受賞作品のコンセプトに合わせた動画を目指して作業を進めた。
また、この取り組みには「地元広陵町を盛り上げたい!」と活動する有志も加わり、オンライン会議で、作業進行、SNSや動画の素材作成、YouTubeについてのアドバイスをしてもらった。さらに、靴下デザインコンテストを多くの人に知ってもらうため、動画配信当日までInstagramを通してカウントダウンを実施。靴下デザインコンテストでの受賞作品を編んだ靴下メーカー、広陵町商工会会長、広陵町靴下組合会長、さらには広陵町長が出演した。
学生からは、「広陵町の靴下を盛り上げたいというみなさんの一致団結した想いが、この活動につながったのではないかと思います。私たちはこれからも靴下デザインコンテストに関わることで広陵町の靴下産業が発展するよう、お手伝いできればと思っています」と頼もしい言葉が聞かれた。