科学技術振興機構は、「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」における2017年度採択機関を決定した。
内閣府による長期的に科学技術政策を実行する「科学技術基本計画」において、第5期(2016年~2020年度)の計画では、次代を担う女性が科学技術イノベーションに関連して将来活躍できるよう、女子中高生やその保護者への科学技術系の進路に対する興味関心や理解を深める取り組みを推進するとともに、関係府省や産業界、学界、民間団体など産学官の連携を強化し、理工系分野での女性の活躍に関する社会一般からの理解の獲得を促進するとされている。
2009年から実施されている「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」もその一環であり、女子中高生の理系への進路選択を支援するため、科学技術分野の第一線で活躍する女性たちとの交流会・実験教室・出前授業の開催などまざまな取り組みを支援している。
支援プログラムの趣旨に沿った企画を募集したところ、2017年度は21件の応募があり、外部有識者で構成される委員会で審査を行い、5件の機関を決定。1件あたりの支援費300万円/年で、支援期間は2年としている。
「女子中高生の理系進路選択支援プログラム 」の2017年度採択機関は以下のとおり。
・群馬大学「女子校ネットワークを使った理工系進路選択支援プロジェクト」
・電気通信大学「『人を幸せにするモノづくり』の未来を担う女子中高生応援プロジェクト―コミュニケーション・エンジニアリング&サイエンスの世界へようこそ―」
・武庫川女子大学「地域での出会いから見つける未来のあなた-ひょうご理系女子未来塾-」
・島根大学「地域とともに課題を見つめ、キャリアをデザインするしまねガールズ・サイエンスプロジェクト」
・熊本大学「はばたけ!熊本サイエンスガールズ (Girls, Enjoy Science!)」