2022年春より、飛騨高山大学(仮称)の関連施設および交流拠点として、飛騨古川駅東開発株式会社が学生寮・ラーニングコモンズ・ベンチャーラボ・学生用研究室などが入る施設の整備を開始する。場所は飛騨高山大学(仮称)のキャンパスから徒歩21分程度の飛騨古川駅東エリアで、大学が開学する直前となる2024年3月に竣工する予定。
飛騨高山大学(仮称)と飛騨古川駅東エリアの両拠点は、飛騨市の観光中心部を包み込む配置にある。新しくできるこの施設の建物敷地面積は約23,100㎡。新設される飛騨高山大学(仮称)とも連動しながら“地域とつながる”共創拠点として整備し、地域住民の「教育」「暮らし」「余暇」を充実させる。
施設の設計は、飛騨高山大学(仮称)のキャンパス設計や大阪・関西万博の会場デザインプロデュースを手掛ける藤本壮介氏が担当する。楕円形の特徴的なデザインで、四方八方すべての方角からアクセスできる開放性を備える。人々の行き交うハブとなってアクティビティを促し、街全体の回遊性を向上させることで、中心部を含めた街全体の体験価値を高めることを目指す。その方法の一つとしてデジタルデバイスの活用や脱炭素ツーリズムの在り方を検討している。
今後も本共創拠点は、学長候補でもあり、慶應義塾大学医学部教授である宮田裕章研究室と連携し、学術的視点から、大学設置と街づくりの連関性について継続的に研究し、その成果や情報を発信していく予定。