大学入試センターが2022年1月15、16日に行われた大学入学共通テストの平均点を集計したところ、数学Ⅰ・Aで37.96点の記録的に低い点数となっていることが分かった。過去最低になるとみられる。同一教科の受験生数1万人以上の科目間で平均点20点以上の差が出たときに実施される得点調整は、条件を満たさず、実施されない。
大学入試センターによると、大学入学共通テストは約49万人が受験した。大学入試センターは約24万人分の平均点を中間集計として出し、さらに集計が進んだ段階で約48万7,000人分を公表した。
数学Ⅰ・Aは約24万人の集計で40.25点だったが、約48万7,000人の集計だと2.29点下がって37.96点になった。その他の科目も平均点急落が多く見られ、日本史B、数学Ⅰ、生物基礎、化学、生物、フランス語が過去最低を記録する見通し。