武田薬品工業株式会社では、グローバル人財育成の一環として、データとデジタルの活用によるビジネス課題の解決に焦点を当てた学生インターンシッププログラム「タケダ・デジタル・アクセラレータプログラム」を始動する。このプログラムはポーランドの同社拠点にて先行して始まっており、今回は日本の学生を対象に、同社としては国内で初めて実施する。

 「タケダ・デジタル・アクセラレータプログラム」では、国内の大学に在籍する学生を対象に広く希望者を募り、書類選考や面接を通して選出された12名がビジネス課題の解決(ビジネス・チャレンジ)に挑む。最終的に6名が選出され、夏季に開始予定のインターンシッププログラム(有給インターンシッププログラム)への参加資格が与えられる。
 
 ビジネス・チャレンジは、ファイナンスやデータ&デジタル活用の知識や英語力だけでなく、発想力・企画力、多様性のあるチームで力を発揮するリーダーシップなどを求められる。総合力が問われるため理系・文系を問わず幅広い専攻の学生を対象としている。期間中には、ビジネス・インテリジェンス(BI)ツールの活用やビジネス・プロセスの継続的な改善に関するトレーニングが提供され、人工知能(AI)や定型業務を自動化するロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)を身につけることができるほか、メンター制度によるサポートも提供される。

 参加希望者は、2022年3月1日(火)18時~19時開催の英語でのオンライン説明会に参加したうえで、タケダグローバルキャリアサイトに掲載される募集要項を確認のうえ応募する(掲載は2022年3月上旬を予定)。または、2022年3月上旬に別途開催予定のオンライン説明会(日本語)に参加したうえでの応募も可能。

 選考方法は、書類審査後に面接(オンラインを予定)を実施し、ビジネス・チャレンジに挑む12名を選出する。グループで課題解決への議論を経てプレゼンテーションを実施し、最終選考でインターンシップに参加する6名を選出する。ビジネス・チャレンジは2022年5月の大型連休明けから8週間、有給インターンシッププログラムは2022年7月から最大12か月間継続を予定している。

参考:【武田薬品工業株式会社】データとデジタルを駆使してビジネス課題を解決するグローバル人財育成の一環として学生インターンシッププログラムを始動

大学ジャーナルオンライン編集部

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