お茶の水女子大学はデータサイエンスの基盤の上に工学の知識、技術と文系の知を加えた共創工学部(仮称)を2024年度スタートさせる方向で準備を始めた。SDGs(持続可能な開発目標)や多様性を包括した社会を牽引する女性を育てるとしている。

 お茶の水女子大学によると、共創工学部(仮称)は入学定員46人。学科は入学定員26人の人間環境工学科と入学定員20人の文化情報工学科を置く計画。開設時期は2024年4月の予定で、今後新学部の設置計画を詰めて文部科学省へ学部新設の申請をする。

 現代社会はICT(情報通信)技術やAI(人工知能)などの急激な進化でデジタル化が進み、大きな変化の時期を迎えている。その中で産業界などはデータサイエンスの知識を持ち、新しい時代を築き上げる人材の養成を大学へ求めている。

 新しい社会の実現には女性の参画が欠かせない。お茶の水女子大学は共創工学部(仮称)を巣立った女性が、政府が提唱する未来社会のSociety5.0への取り組みを前進させ、人間中心の社会に向けたイノベーションを加速させることを期待している。

参考:【お茶の水女子大学】令和6年(2024年)4月共創工学部(仮称)開設に向け設置構想中

お茶の水女子大学

社会をリードし時代を創る女性たちを育てる、国立総合女子大学。

お茶の水女子大学は、1875(明治8)年に東京女子師範学校が設立されたことに始まります。以降、学ぶ意欲を持って社会のために役立ちたいと望む女性たちのために、女子教育の先達として、道を切り拓いてきました。そして今も、広い知識と豊かな想像力を備え、豊かな未来を創造[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

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