宮崎県立看護大学では、全学規模のセキュリティと入退室管理のインフラとして、株式会社Photosynthが提供するあらゆる鍵をクラウド化し、利便性やセキュリティの向上を実現するIoTサービス「Akerun入退室管理システム」を導入した。

 宮崎県立看護大学では、1997年の設立以来、校舎や学内施設でオンプレミス型システムで管理する電気錠を使用していた。しかし、使用開始から20年以上が経過していたことで、故障や不具合が頻発し、解錠に使用していたカードが読み取れないことがあるなど、セキュリティや入退室管理の課題となっていた。また、オンプレミス型システムでは特定の管理用PCでしか管理できず、カードの紛失などのイベントが発生するたびに管理用PCのある場所まで行かなくてはいけないなど、利便性や管理性にも課題を抱えていた。

 「Akerun入退室管理システム」を導入したことで、学生や教職員が使うICカードに、学生証、教職員証、図書館カード、コピー用カードの機能だけでなく、Akerunの鍵権限も集約した利便性が大幅に向上したほか、エリアや部屋単位でのセキュリティ権限の設定による入退室管理やセキュリティ強化、そしてオンプレミス型システムからの移行によるクラウドを通じた管理性の向上などを実現した。

 また、Akerunは設置が容易なため、わずか1週間ほどで全学規模の設置・導入を完了。学業に影響を与えることなくシステムの置き換えも速やかに完了した。

参考:【株式会社Photosynth】宮崎県立看護大学が全学規模でAkerunを導入し、ICカードの活用による利便性向上と安心・安全な大学運営を実現 

宮崎県立看護大学

実習体験と省察をとおして専門職者としての学び・課題、姿勢を学ぶ

宮崎県立看護大学看護学部看護学科は、1997年に九州で初の公立の単科大学として開設。多くの優秀な人材を輩出してきました。看護を専門職と位置づけたナイチンゲールの看護論をカリキュラム編成の基盤に据え、4年間の中で看護学の基礎を教養科目と連動しながら体系的に学修。[…]

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