東京大学では、2017年8月2日・3日の2日間、本郷地区キャンパスで「高校生のための東京大学オープンキャンパス」を開催した。オープンキャンパスへの事前の申し込みは、初日約1万1000人、二日目9,000人で、延べ2万人が参加を希望し、当日は東京大学に興味のある多くの高校生で賑わった。

 東京大学のオープンキャンパスは、高校生をはじめ、これから大学に進もうとしている人たちに東京大学がどのようなキャンパスをもち、その中でどのような教育や研究を行い、社会とどのような接点をもっているかを、実際に経験してもらうことを目的に開催している。

 今回行った2日間のオープンキャンパスでは、法学部、医学部、工学部、理学部、農学部、教養学部など各学部の模擬授業や研究室の見学、東京大学の教員や学生とのディスカッションのほか、大学や学部の説明会、キャンパスツアーなど、204ものプログラムをが実施された。
 
 また、東京大学では、遠方でオープンキャンパスに参加できない人のために、特設サイト(http://www.u-tokyo.ac.jp/opendays/online.html)を設け、オープンキャンパスで実施された説明会や模擬講義などを動画で公開する「東大TV」や、正規のものと同じ難易度の授業を世界に無料配信している「MOOC」といったオンラインで体験できる東京大学のさまざまな「学び」を紹介している。

東京大学

明治10年設立。日本で最も長い歴史を持ち、日本の知の最先端を担う大学

東京大学は東京開成学校と東京医学校が1877(明治10)年に統合されて設立されました。設立以来、日本を代表する大学、東西文化融合の学術の拠点として、世界の中で独自の形で教育、研究を発展させてきました。その結果、多岐にわたる分野で多くの人材を輩出し、多くの研究成[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

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