世界大学評価機関の英クアクアレリ・シモンズが就職に強い大学の世界ランキングをまとめたところ、1位にマサチューセッツ工科大学、2位にスタンフォード大学、3位にカリフォルニア大学と米国の3校がトップ3を占めた。国内の大学でトップは23位の東京大学となっている。

 クアクアレリ・シモンズによると、評価は世界4万4,000社に及ぶ雇用者の評価、2万9,000人の卒業生の活躍、主要企業との共同研究実績、企業などの学内採用活動、卒業生の就職率を使った。

 トップ10は4位が豪州のシドニー大学、5位が米国のハーバード大学、6位が中国の精華大学、7位が豪州のメルボルン大学、8位が英国のケンブリッジ大学、9位が香港の香港大学、10位が英国のオックスフォード大学。

 トップのマサチューセッツ工科大学は研究業績のランキングでも1位、2位のスタンフォード大学は研究業績のランキングでも2位だが、トップ10のうち、5校が研究業績の世界ランキングでトップ10に入っておらず、研究結果や評判の優れた大学が必ずしも就職に強いわけでないことが分かった。

 国内の大学では23位の東京大学のほか、34位に早稲田大学、50位に慶應義塾大学、53位に京都大学、65位に東京工業大学、73位に大阪大学、98位に名古屋大学が入っている。東京大学は国内外の雇用者からの評価が高かった。

参考:【QS Quacquarelli Symonds】Graduate Employability Rankings 2020

大学ジャーナルオンライン編集部

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