2019年卒業予定の大学生、大学院生の人気トップ3が三菱商事、三井物産、伊藤忠商事の総合商社3社であることが、上位校学生の新卒支援サービス「レクミー」を運営するリーディングマークの調査で分かった。トップ5までを総合商社が独占する中、メーカーが順位を上げ、銀行と生保が順位を落としている。

 調査は2月から3月にかけ、2019年卒業予定の大学生、大学院生の登録会員を対象に実施、6,347人から回答を得た。学生の所属校は東京大学、京都大学、大阪大学、東北大学、九州大学、早稲田大学、慶應義塾大学など22校。

 それによると、4位には住友商事、5位には丸紅が入った。以下、東京海上日動火災、サントリー、三井不動産、三菱東京UFJ銀行、三菱地所と続いている。

 前年に比べ、メーカーとIT企業が順位を上げているのが特徴で、花王が33位から24位、日清食品グループが98位から64位、アサヒビールが44位から38位に上昇したほか、森永製菓、サッポロビールが新たにトップ100に入ってきた。

 IT企業では、楽天が86位から40位、リクルートホールディングスが82位から53位、グーグルが70位から57位に上昇している。
逆に金融関係では順位を落とす企業が目立った。みずほファイナンシャルグループは14位から28位、三菱UFJ信託銀行は25位から37位、第一生命保険が55位から78位にランクを下げている。

参考:【株式会社リーディングマーク】19年卒業予定の大学・大学院生の「新卒就職人気企業ランキング」結果を発表しました

大学ジャーナルオンライン編集部

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