スタディプラス株式会社は、2022年4月21日~25日、学習管理アプリ「Studyplus」上で高校1年生から高校3年生のユーザーを対象に「大学選びに関するアンケート」を実施した。回答者1,965名。

 調査によると、「大学選びを始めるとき、最初起こすアクション」について、1位は「検索する」で、84.4%がインターネットリサーチを行うと回答した。2位は「周りの人に聞く 8.5%」だった。

「検索する」と回答した人に、「最初にどんな行動を起こすか」聞くと、88.4%が「大学サイトを見る」、続いて、4.8%が「YouTubeで検索」と答えた。「周りの人に聞く」と回答した人に同じ質問をすると、約4割が「家族に聞く」と回答。「高校の先生に聞く」、「友達、同級生に聞く」と続いた。

 大学選びで重視する項目を3位まで選んでもらうと、1位に最も選択された項目は、「学びの内容」62.6%で、2位は「ネームバリュー」16.3%、3位「学費・奨学金」6.9%、4位「立地」6.5%、5位「雰囲気が良いから」4.4%と続いた。「学びの内容」を最も高い割合で1位に選んだ地域は、中国・四国だった。近畿では、「学費・奨学金」「立地」を1位に選んだ割合が全国で最も高く、北海道・東北は「学費・奨学金」、関東は「ネームバリュー」、中部は「雰囲気」、九州は「立地」「雰囲気」を1位に選んだ割合が全国平均より高かった。

 「ネームバリュー」を選択した主な理由は、『有名な大学に入学すると就職する時に有利になると思ってるから』『就職などする際に学歴フィルターがある所だとやはりネームバリューは重要視すべき』などの理由があがった。また、「学費・奨学金」は『親に金銭面で大きな負担をかけることは避けたいから』『将来きちんと就職できるか分からないのに、返済するタイプの奨学金を受け取るのは怖いので、給付型奨学金の給付額が多い大学が良い』などの理由があがった。

参考:【スタディプラス株式会社】高校生の約9割が大学選びで重視するのは「学びの内容」、都市圏は「ネームバリュー」・地方圏は「学費・奨学金」を重視する傾向 ~高校生1,965人に「大学選びに関するアンケート」実施、大学選びの情報収集で「YouTube検索」が広がっている結果も~

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。