上智大学では、一般財団法人パスウェイズ・ジャパン(PJ)、日本国際基督教大学財団(JICUF)と共同し、ロシアによるウクライナへの武力侵攻を逃れ、日本で学業の継続を希望する学生の受入れを行うことを決定した。

 2022年度中にウクライナからの避難学生10名を上限に非正規生として受け入れる。第一陣は2022年7月5日から始まるサマーセッションの受講より受け入れ開始となる見込み。非正規生としての受入れ期間は、2023年度春学期終了(2023年9月末)まで。なお、継続して上智大学での在学を希望する場合は編入学・入学試験を実施し、合格した場合には正規生として受入れる。(その際の支援内容は別途検討)

 避難学生への支援内容は、渡航費用や空港からの交通費支給、毎月8万円の生活費の支給、上智大学直営寮の寮費免除、授業料全額免除、日本での生活を確立するためのサポート(生活相談、キャリア・就職相談、メンタルケア、アルバイトのあっせん)等を行う。

 上智大学では、2022年3月17日付で国連UNHCR協会と卒業生組織であるソフィア会と連携したウクライナ人道支援募金活動を開始するなど、オールソフィアで支援活動に取り組んでいる。今後も「For Others, With Others(他者のために、他者とともに)」の教育精神を実践し、困難な状況下にあるウクライナの方々に対し寄り添い、支援を続けていく。

参考:【上智大学】武力侵攻で影響を受けたウクライナからの留学生受け入れ開始 

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