信州大学では、2016年4月に、経済学部が新たに「経法学部」に生まれ変わります。経法学部とは、経済学と法学の2つを専門に学ぶという意味で、経済学を中心に学ぶ「応用経済学科」と法学が中心の「総合法律学科」で構成されます。2016年度入試合格者は、「経法学部」の第一期生となります。
同学部のカリキュラムの特徴は、行政や企業の採用担当者80名以上にヒアリングした結果を参考に、社会から求められる能力を身につけるため、①経済学・法学の専門知識を学ぶ「軸足性」②学んだ理論を現場で実践する「実践性」③社会の複雑な課題解決に必要な幅広い知識を得るため理工系や医学など他の学術分野を学ぶ「学際性」の3つの柱で構成されます。また、アクティブ・ラーニングを取り入れ、病院事務に入って経営事務を学んだり、社会福祉協議会の地域支援の現場に参加するなど、専門教育で学んだ成果を現場で確認し、体験を通じて知識を定着させる実践・実習系科目が行われます。
「経法学部」の一般入試の入学定員は、150名。内訳は、応用経済学科(前期60名・後期20名)、総合法律学科(前期60名・後期10名)となっています。これまで、一般入試(前期日程)で志願できるのは1学科のみでしたが、新設後は第2志願学科を選択できるようになります。両学科の志願者を点数上位者から第1志望の学科へと振り分けていき、一方の学科が定員を超えた場合、第2志願学科で合格となる仕組みです。第2志望学科での入学後も、一定の条件のもとで学科変更が可能となります。