2022年8月3日、大正大学では、就職支援の一環として、在学生を対象にした「業界研究講座(葬祭業)」を実施した。

 日本における65歳以上の人口の割合が全人口の21%を超える「超高齢社会」に突入して15年が経つ。今後「葬祭業」はビジネスとして注目される業界であり、コロナ禍や多様化する価値観の中でサービス産業としての工夫も求められている。普段あまり目の向かない業界を仏教系大学ならではの視点で学生に紹介し、学生が進路を考える上での興味関心を広げていこうと在学生を対象に業界研究講座(葬祭業)を実施した。

 講座では、全日本葬祭業協同組合連合会の松本勇輝専務理事が、業界全体の現状や魅力、今後の動向などについて講演。松本専務理事は、学生の就職活動の幅を広げるため、生花店、石材店など葬祭業と関わりの深い他業種についても解説した。また、現場で働いている人の声を動画で紹介したほか、仏教系大学の強みを活かし、仏事と関わりの深い僧侶の視点で、大正大学仏教学部長の林田康順教授の意見も学生に伝えた。

 大正大学は、設立四宗派の天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗および時宗が協働して運営している。その協働の精神を支えているのが、1926年の創立時に掲げた「智慧と慈悲の実践」という建学の理念だ。この理念のもと、慈悲・自灯明・中道・共生という仏教精神に根ざした教育ビジョン「4つの人となる」を掲げて教育研究の活動を展開している。また、2020年度文部科学省「知識集約型社会を支える人材育成事業」に大正大学が推進する「新時代の地域のあり方を構想する地域戦略人材育成事業」が採択された。

参考:【大正大学】仏教系大学の強みを活かした業界研究講座を開催~“就活”で“終活”を扱う仕事に触れる~(PDF) 

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“旅する大学”「理論×実践+フィールド」のハイブリッドな学びで地域社会に貢献できる人材をめざす

⼤正⼤学は2026年、創⽴100周年を迎えます。⽂学や歴史、福祉・⼼理、メディア、経済、政策など、6学部の学問分野で多彩な学びを展開し、地域社会に貢献できる⼈材を育成します。キャンパスは東京都豊島区にあり、池袋や巣鴨からアクセスしやすく、全学部が4年間を同じキ[…]

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