東京大学は本郷地区キャンパスがある東京都文京区本郷地区の活性化基本構想をまとめた。周辺地域と連携し、エリア全体をキャンパスタウンとして活性化させる構想で、2022年7月25日に藤井輝夫総長らが文京区役所を訪ね、成澤廣修区長に基本構想を手渡した。

 東京大学によると、基本構想の手交式は文京区役所であり、東京大学から藤井総長のほか、大久保達也副学長、浅見泰司副学長、横張真総長特任補佐が出席して行われた。

 基本構想は地域連携をさらに強化したキャンパスタウンとエリアの将来像を位置づけ、
・多様性と包摂性を尊ぶ開かれたキャンパスの育成
・キャンパス内屋外空間の一層の活用
・歴史的風致の保存と最先端教育研究・医療環境の整備
・地域が抱える社会課題解決への貢献
・産学官公民の連携による活性化した「大学のあるまち」の創生
-という基本方針を掲げている。
具体的には東京都や地元企業などと連携してキャンパス周辺の街づくりを推進するとともに、キャンパスを地域に開かれた場所に変えていくとしている。

参考:【東京大学】「東京大学と周辺地域の連携による東京大学本郷地区キャンパスエリア活性化に向けた基本構想」の手交式を実施

東京大学

明治10年設立。日本で最も長い歴史を持ち、日本の知の最先端を担う大学

東京大学は東京開成学校と東京医学校が1877(明治10)年に統合されて設立されました。設立以来、日本を代表する大学、東西文化融合の学術の拠点として、世界の中で独自の形で教育、研究を発展させてきました。その結果、多岐にわたる分野で多くの人材を輩出し、多くの研究成[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。