京都大学は集中講義とケーススタディで国際開発に求められるスキルやキャリアパスについて理解を深める「国際開発プランニングコンテスト2022」の受講生募集を始めた。高校生や大学1、2年生が対象で、チームを組んで国際開発のプランを作成する。
京都大学によると、募集人員は50人程度で、受講期間は12月17日と2023年2月6~8日。京都市左京区の京都大学吉田キャンパス、中京区のコワーキングスペース・京都クエスチョン、ホテル・ザ・ミレニアルズ京都が会場となる。
受講生は国際開発の最前線で起きている問題をテーマにチームを組んで問題解決に取り組み、プランをまとめる。提出されたプランは国際開発の最前線を経験したプロに評価され、優秀チームが選ばれる。優秀チームは米国ワシントンDCの世界銀行を訪問し、研究発表する。
講師は元世界銀行コンサルタントで、京都大学産官学連携本部の真鍋希代嗣特任准教授、国際協力機構の樋口辰徳南アジア部企画役、京都大学OBで国際協力機構の殿内海人氏らが務める。応募はホームページのフォームからでき、11月末まで受け付ける。なお参加費用は無料。旅行保険料、飲食費、国内会場および米国研修参加者は国内空港までの交通費等、個人的な費用は各自で負担する。
京都大学は問題解決に取り組む際、さまざまなバックグラウンドを持つ人と議論することで論理的思考力とコミュニケーション能力が養われるうえ、国際開発の第一線で活躍する人と交流する機会があり、国際開発を目指す人にとって将来を考える良い機会になるとしている。