常磐大学は公益財団法人いばらき中小企業グローバル推進機構(以下、グローバル機構)と連携協定を締結しており、経営学科では2年生以上が履修できる「中小企業経営論」をグローバル機構との連携講座として開講している。2022年度も全15回を実施した。

 プログラムの前半7回は、日本の産業においての中小企業が果たしてきた役割とその重要性について学ぶ。後半8回は、グローバル機構の仲介で茨城県内で操業する中小企業の経営者をゲストスピーカーとして招き、特別講義を実施する。特別講義は隔週で4回実施し、特別講義の翌週には毎回グループ討議を行い、特別講義に関する理解をより深める。

 2022年11月2日に開催した第1回目の特別講義では、ゲストスピーカーとして日立市の株式会社大貫工業所の大貫啓人代表取締役が登壇。プレス加工におけるオンリーワン技術を磨き上げることによって、国内のみならず欧州においても積極的に顧客を開拓する同社の経営について講義した。

 第2回目となる11月16日の特別講義では、ひたちなか市の株式会社高木製作所の高木章三代表取締役が登壇し、銅部品、ヒートシンクの開発、生産、販売で好業績を達成・維持し続けている同社の歴史や経営について講義した。

 両日とも履修生は真剣に受講し、講義後も学生たちの熱心に質問する姿や、ゲストが紹介したサンプル品を見ながら多くの質問を投げかける姿が見られた。

参考:【常磐大学】経営学科の「中小企業経営論」で中小企業経営者を招いて特別講義を実施しました 

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大学ジャーナルオンライン編集部

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