日本学術振興会は、人文学・社会科学分野の学術的な調査データのうち、特に重要で研究者に利用されることが有用と考えられる電子データを保存、管理する「人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築プログラム」に2018年度から着手した。

 日本学術振興会によると、人文学・社会科学分野の電子データの保存、管理は、今後5年をめどに専門の拠点を整備し、その拠点と日本学術振興会が連携して調査データを分野や国を超えて共有、利用できる総合的な基盤を構築する。

 その作業の第1弾として日本学術振興会は世論調査、市場調査の専門機関である中央調査社に委託して学術的データの現状調査を始めた。調査は大学など研究機関の研究者を対象に、人文学・社会科学分野の学術調査実施経験、実施したデータの保存方法など基本的な情報を収集するもので、5、6月の間にインターネット調査方式で実施される。

参考:【日本学術振興会】人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築プログラム

大学ジャーナルオンライン編集部

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