日米教育委員会(フルブライト・ジャパン)は、日米両国政府による給付型米国留学奨学金制度「2024年度フルブライト奨学生」の募集を開始した。

 フルブライト奨学金制度は、奨学生にそれぞれの専門分野の研究を進めるための財政的援助を行うとともに、何らかの形で日米の相互理解に貢献できるリーダーを育成することを目的としている。フルブライターと呼ばれる同窓生の多くが、教育、行政、法曹、ビジネス、マスコミ等さまざまな分野で活躍しており、また奨学生は各自の勉強・研究を行うだけでなく、留学先や地域社会・文化等の様々な活動に積極的に参加することで、両国に対するより一層の知見を広める事が期待される。

 今回募集する奨学金プログラムは「大学院留学プログラム」「大学院博士論文研究プログラム」「研究員プログラム」「ジャーナリストプログラム」以上の4種類あり、プログラム毎に応募資格要件や給付内容等が異なる。対象となる学術分野は、米国研究、インド太平洋地域における日米関係、現代社会の諸問題、グローバル社会の課題、および教育。自然・応用科学分野に関連する研究計画の場合は、人文・社会科学分野を主眼とした学際的研究で、かつ政策、社会、または倫理に関わるもののみ応募対象となる。

 応募方法はオンラインのみで、応募期間は2023年3月15日12:00から5月15日 23:59まで。書類審査、面接審査を経て、11月頃選考結果が通知される予定。募集する各奨学金プログラムの詳細(ウェブ版)はホームページで確認できる。

参考:【日米教育委員会(フルブライト・ジャパン)】フルブライト交流事業

大学ジャーナルオンライン編集部

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