株式会社リクルートキャリアの研究機関「就職みらい研究所」は、大学生および大学院生の働きたい組織の特徴を明らかにするため、2019年3月卒業予定の大学4年生、大学院2年生4,943人を対象に、調査を実施。その調査結果を公表した。

 調査によると、大学生が働きたい組織の条件、第1位は、「仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる」こと。続いて、「安定し、確実な事業成長を目指している」「コミュニケーションが密で、一体感を求められる」「入社直後の給与は低いが、長く働き続けることで後々高い給与をもらえるようになる」「周囲に優秀な人材が多く、刺激を受けられる」の順だった。

 大学院生も第1位は大学生と同じ「仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる」。続いて、「歴史や伝統がある企業である」「入社直後の給与は低いが、長く働き続けることで後々高い給与をもらえるようになる」「コミュニケーションが密で、一体感を求められる」「周囲に優秀な人材が多く、刺激を受けられる」 となった。

 働きたい組織を「志望業種別」でみると、大学生全体との差が最も大きかったのは、金融業志望者の「個人の裁量権は小さいが、ステータス感のある企業(組織)で 働ける」で、差は20.2ポイントあった。金融業志望者はステータス感のある組織を支持する特徴がみられた。

 また、地方出身大学生の支持している項目を「志望地域志向別(地元志向・Uターン志向・大都市圏志向)」でみると、大学生全体と比べ差が見られたのは、Uターン志向者、地元志向者の「特定の地域で働く」が20ポイント以上の差、Uターン志向者の「これまでの経験(学業 など)を活かして成長できる」が19.8ポイントの差があった。

参考:【リクルートキャリア】 働きたい組織の特徴(2019年卒)

大学ジャーナルオンライン編集部

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