株式会社マイナビは、2017年卒業予定の全国の大学4年生、大学院2年生を対象とした「2017年卒マイナビ大学生就職内定率調査」の結果を発表した。有効回答数は9,446名。

 内々定率は、選考活動の開始直前となる5月末時点で前年同月比17.2pt増の43.0%と、前年より進捗が早く、特に理系男子は前年同月比20.7pt増の50.5%で半数を突破。学生1人あたりの平均内々定保有社数は1.6社で、複数内々定を獲得している学生の割合は前年同月比11.8pt増の39.8%となっており、内々定率とともに、2015年6月末に近い進捗をみせている。

 就職活動については、内々定保有学生の66.4%が継続する意向を示しており、未内定学生を含めると85.6%(※1)が活動を継続。2016年6月以降の選考結果を待って最終の意思決定を行う動きが予想される。

 内々定保有学生に、現時点で入社意思が最も高い企業の業種を尋ねたところ、「製造(建設除く)」が前年同月比3.0pt増の30.4%で最多となった。企業規模別では、「5000人以上」と回答した割合が前年同月比3.1pt増の12.3%となるなど、規模の大きな企業から内々定を得て、入社先として検討する学生が比較的多い。エリア別の内々定率では、ここ数年の傾向と同様に「北陸」が2015年同月比11.8pt増の48.3%で、他エリアより早めに推移している。

※1:未内定者57.0%に、内々定を保有して活動を継続する学生28.6%を足し上げて算出。活動を継続する学生の割合は、内々定率43.0%に「今後も活動を継続する」と回答した学生の割合66.4%(内々定先に不満なので続行する:19.0%+内々定先に不満ではないが他の企業も見たいので続行する:47.4%)を掛け合わせて算出したもの。

参考:【株式会社マイナビ】「2017年卒マイナビ大学生就職内定率調査」を発表

大学ジャーナルオンライン編集部

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