2023年5月30日、関西大学は株式会社モンベルと包括連携協定を締結する。相互の人的、知的資源や物的資源の交流を図りアウトドア活動を通して社会に貢献する。
関西大学は、学是(理念)として「学の実化」を提唱している。これは、大学は教育研究に実社会の知識や経験を取り入れ、社会は大学の学術研究の成果を取り入れることによって、「学理と実際との調和」を求める考え方を示している。この学是のもとに関西大学では様々な連携事業に取り組んでいる。
一方、モンベルは、創業以来、アウトドア用品の企画・製造・販売の領域を越え、様々な分野において活動の範囲を広げており、現在は、モンベル7つのミッション(1.自然環境保全意識の向上、2.野外活動を通じて子供たちの生きる力を育む、3.健康寿命の増進、4.自然災害への対応力、5.エコツーリズムを通じた地域経済活性、6.一次産業(農林水産業)への支援、7.高齢者・障がい者のバリアフリー実現)を掲げ、社会課題解決に取り組んでいる。
今回、さまざまな側面から地域課題に取り組んでいる両者が、包括連携協定を機に相互に保有する資源を生かし、人材育成、自然環境意識・防災意識の向上、地域活性化等の取り組みを強化していく。具体的には、緑豊かな関西大学の各キャンパスを生かした取り組みをはじめ、学生・生徒の力を生かした地域連携や自然体験を通じた生き抜く力の育成、関西大学が連携協定を締結している自治体などの小・中学生、高校生を対象とした取り組み等を進めていく。
参考:【関西大学】■ 持続可能な社会へ。人材育成、地域活性化等で協働 ■株式会社モンベルと包括連携協定を締結 ~ 相互の資源を生かし、アウトドア活動を通して社会貢献 ~(PDF)